2012/10/09 更新

テーマ「おいしい」で募集した「第47回CREPOS SELECTION」は、72点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。


・最優秀賞
・好感度
・テーマ性
・完成度


最優秀賞

SAKAEさん 「味のオーケストラ」

■コンセプト
素材を生かして様々な味を奏でるオーケストラ。会場の皆様と指揮者は、ほっぺが落ちないように気をつけて下さい。

■スタッフより
これからの季節、シチューやカレールーのパッケージにできそうなSAKAEさんの作品です。
フォークとナイフを掲げた指揮者は、一目で食いしんぼうとわかる顔!ご満悦な表情が愛嬌たっぷりで、頬が緩みます。後ろで音楽を奏でる野菜たちも、役割と表情にそれぞれキャラクターが出ていて素敵ですね。
野菜たちの鮮やかな色がおいしく楽しい雰囲気に一役かっていますが、ただにぎやかなだけでなく、セピアカラーでまとまりを出している点が高評価。ほっと嬉しくあたたかな雰囲気で、家庭の食卓を思い起こさせます。
イラストから聞こえてくるメロディに、おなかの音で参加してしまいそうな一枚です。
SAKAEさん、最優秀賞おめでとうございました!(成尾)


SAKAEさん 大学生

北海道出身、大阪在住の好奇心旺盛な人。
あったかくてちょっぴり不思議な、そんなイラスト描いてます。
誰かが自分の絵を見て喜んでくれたら幸せいっぱいです。
HP:http://hscatter.web.fc2.com/index.htm




優秀賞

百-hyaku-さん 「Grandma's boy」

■コンセプト
おばあちゃんと孫のオシャレなディナーデート。

■スタッフより
いい服を着て、いい食事をして、いい会話をする。欧米では良く見かける光景ですが、オシャレをすることで身が引き締まると同時に、歳を重ねて もこの気持ちを忘れないことが美しさの秘訣でしょうか。
どんな会話をしているのか想像を膨らませたり、なんだか観ていて心地よいイラストですね。この光景、すごく憧れます。(永田)

山本啓太さん 「じーっ・・・」

■コンセプト
匂いにつられて来ました。

■スタッフより
注目したいのは「じーっ」という猫の視線が、魚ではなく鑑賞者に向いている点。ひねりがきいて楽しい作品です。
画面に広がりを持たせると同時に、「そんな目で見つめられてもあげられないんだからねっ!」と、見ている人も作品の世界に巻き込まれてしまうような構図になっています。
ゆるい雰囲気の猫ですが、その爪は机に跡を残していて、実はとってもご執心のご様子。
この後、無事最後まで食べられるのか、根負けしてわけてしまうのか…。攻防が気になる一枚です。

佐藤慧さん 「みんなで食べるとおいしいにゃー」

■コンセプト
くいしんぼうなネコさんたちの晩餐会です。秋色を意識して使いました。

■スタッフより
たくさんの猫さんがかわいらしい、佐藤慧さんの作品です。
体を傾けている猫さんがとてもキュートなのですが、積まれたケーキに上る猫さんや、ビールの泡の下で眠る猫さん、マドラーなど細かなところまでかわいくこだわっていてとても素敵です。
ただ、電灯の周りにいる蝶みたいな生き物は、食べ物がある中だと清潔感を損ないかねないなと思います。(中尾)

おおたきまりなさん 「めくるめくお菓子の世界」

■コンセプト
誰もが1度は夢見た、お菓子の家、ソーダの噴水、巨大なパフェ…。 おなかいっぱい食べちゃおう!!

■スタッフより
作者の おおたきまりな さんのコメントにもあるとおり、「誰もが夢見た」世界がキャンバスいっぱいに広がっています!ポップな色づかいと、子どもたちの嬉しそうな表情にとっても癒やされました!!おうちに帰ったらシッカリと歯磨きしないと、確実に虫歯になっちゃいますね...(^^;
細かい点かもしれませんが、男の子と女の子の描き分けや、表情の描き分けをしっかりとしている点も評価ポイントになりました。次回以降の作品も楽しみにしております!!!(森)

cakeさん 「大好きお菓子!」

■コンセプト
人間に化けたつもりでも美味しさのあまりに尻尾が出ちゃった。

■スタッフより
動物たちに囲まれて、ケーキの上でスウィーツを貪る女の子。きっと、お誕生日パーティー中!?
だけどよく見ると、女の子のスカートからしっぽがチラリ。スウィーツに囲まれて幸せのあまり気がゆるんでしまったのかも。イラストの中で、おちゃめな動物の心理が描かれていて楽しめた作品でした!
1点、挙げるとすれば、ケーキがピンク、背景色がピンク、髪の色がピンクがかった茶色だったため、すべてがなじんでしまった点が惜しかったです。背景色を工夫して、メリハリをつけてもらえるともっと良かったと思います。(杉本)

グレさん 「tomogui」

■コンセプト
あんまりおいしいのでついつい。

■スタッフより
「共食い」というちょっと危ない!?タイトルを、ユーモラスに描いたグレさんの作品。
アイスクリームにしっかりした歯が生えている!点が、ちょっと毒っぽくてキュートです。
女の子が、驚きでなく舌なめずりで見ているところもまた愉快ですね。仲間内で必死にかぶりつきあうアイスクリームですが、「それでも皆結局美味しくいただかれてしまうのだ…」と悲哀めいた面白さを感じました。
一人噛みつかれっぱなしのチョコレートアイスの表情が、なんともかわいらしい。
新たな発想でダブルやトリプルにチャレンジしたくなるイラストです。(成尾)

ANCOIさん 「Buono!」

■コンセプト
や~ん!おいち~!

■スタッフより
Buono!とイタリア語で「おいしい!」とご満悦。キャラクターがチェリーをかじって落ちんとするほっぺを押さえる様がとってもかわいい作品です。
ANCOIさんのテイストを十二分に発揮した作品となっています。
ただ惜しいのは全体に暗く見えること。レトロな雰囲気を出すテクスチャが入っているのですが均一に掛かっていて薄暗くなりすぎているのが勿体無いなあ!
と感じました。あとは画面内にキッチリ収まりすぎな印象もあるのでチェックの部分にもキラキラをちらすなど、もう少し広がりを求める工夫があると良いのではないでしょうか。(永田)



入選

画像をクリックすると拡大表示します。

miyuartさん 「みんなで、ぱくっ!」

■コンセプト
おとこのことおんなのこは、サンマを外で食べようと思い立ちました。すると、においに誘われてねこさんやくまさんが!おとこのことおんなのこは驚きますが、せ~の!みんなで、ぱくっ!

■スタッフより
仲良さそうにサンマにかぶりつく、子どもと動物を描いていただいたmiyuartさんの作品。とてもユニークで微笑ましい描写ですね。猫のうれしそうな表情と、男の子の歯がむき出しな感じも素敵です。
惜しい点を挙げるとすると、サンマだけ妙にリアルで生々しいので、子どもや動物たちと同じようにデフォルメしたほうがよかったかもしれません。(中尾)

ささきななさん 「おいしくねかせて?」

■コンセプト
パンとパンの間で、サンドイッチの妖精は夢をみる。早く食べてほしいような、ずっと眠っていたいような、そわそわした気持ちで。

■スタッフより
サンドイッチの妖精!出会ってみたい。やわらかい線と色調が特徴のあるイラストですが、注目させたいところに目を惹かせるよう、妖精のまわり のキラキラ感を出すなどステキなファンタジーぽさを強調できると、より妖精の魔法が掛かっている風になって良いと思います。
それにしても日ごろからサンドイッチはおいしいと感じていましたが、妖精が旨味をUPさせていたんですね。納得です。(永田)

MIWA★さん 「おいしい食卓」

■コンセプト
大好きな食べものを並べて大好きな人たちと一緒に囲む食卓。そんな「おいしい」をテーマにシンプルなタッチで描いてみました。

■スタッフより
青のラインに黄色のワンポイントが印象的なMIWA★さんの作品です。少ない色数でおしゃれに見えつつも、女の子が自分の顔よりも大きな肉の塊を持ち上げているところがとてもおもしろいですね。テーブルの上のたくさんの食べ物にも注目です。
個人的にはこの女の子がどうやって食べるのか気になるところなので、欲を言うとイラストならではの大げさな表現は、たとえば女の子がもう既に肉にかぶりついてるみたいな、もっと大げさでもよかったかなあと思います。(中尾)

山岸シュンスケさん 「Cake amusement park (ケーキ遊園地)」

■コンセプト
絶叫マシンの宝庫。極上のスイーツも用意。 美味しさと楽しさを兼ね備えた素晴らしい遊園地です。

■スタッフより
「ケーキ」と「遊園地」という、子どもが大好きな二つのモノを融合させるというアイディアに、素直に感動しました。「ケーキの素材」という既成概念を取り去り、それを多種多様なアトラクションへと変身させるための発想力に脱帽です!
描き込みの細かさや、線のタッチが非常に私好みで、使っている色もキツすぎず好感触でした。
一点挙げるとすれば、「動き」を感じさせる要素が少ないので、この遊園地で遊ぶ子どもの姿などが描かれていると、より良かったと思います。(森)


アヤブーさん 「日本はおいしい」

■コンセプト
日本と言えば「お米」お米と言えば「おにぎり」と思い。おにぎりはおいしい!こんなおにぎりという文化がある日本はおいしいということで。おにぎりの具の日本の素材を主に描いてみました。

■スタッフより
一目見た瞬間に「おおっ!"和" だ!!」と口走っていました(笑)
「日本」を象徴する "着物美人"、"朝日"、"富士山"、"桜"などが画面狭しと描かれていて、「富嶽三十六景」的な "荒波と波しぶき" や "身体を反らせて海面に跳ねる鮭"に躍動を感じざるを得ません!
美味しそうに目を閉じ、「おにぎり」を噛みしめる "着物美人"のほっぺたにご飯粒が付いていて、思わず「可愛いなぁ」と微笑んでしまいました。(森)

横尾 飛鳥さん 「It looks wonderful!!」

■コンセプト
目の前のおいしそうな新鮮なキャベツを狙う虫たち。もうすっかり虜に。キャベツの色と虫たちの色がかぶらないように、全体的にレトロな雰囲気で仕上げました。

■スタッフより
ニヤリ顔でキャベツを狙う虫、目がハートマークになっていてキャベツの虜になっている虫、目を光らせて我先にとキャベツを狙う虫…みーんな、目の前のキャベツにくぎ付け!夢中になっている虫たちに笑みがこぼれてしまいます。色味もタッチも絶妙で、作者の横尾 飛鳥さん自身がおっしゃるようにレトロ感がよく表現された作品だと思います。虫たちの表情が3パターンしかないのが少し残念に思いました。5匹がそれぞれ別の表情をしていると、さらに世界観が広がってより楽しめた思います。(杉本)

tsutaさん 「おいしいおしごと」

■コンセプト
街で有名なネズミのパティシエ兄弟。今日のお仕事は、甘いものが大好きなハリネズミ親子のためにせっせとお菓子のお家づくり。あれれ?こっそりさぼっているコがいるぞ。

■スタッフより
作者のtsutaさんのコメントによると、街で有名なネズミのパティシエ兄弟。今日のお仕事は、甘いものが大好きなハリネズミ親子のためにせっせとお菓子のお家づくりだそう。3階建ての家は順調の建設中。が!お菓子のお家の飾りをこっそり食べている人を発見!!そんなにサボってて大丈夫??
お菓子のお家は無事、建設できるんでしょうか!? イラストを見ているだけで想像が膨らむ作品って楽しいですね。さぼっている子の口に食べカスがついているところに笑ってしまいました。(杉本)



最終選考

画像をクリックすると拡大表示します。


野平さん
「Delicious!」


ツヨンボさん
「おいしい秋」



柏木彬さん
「ゆめのくに」


二階堂ちはるさん
「おいしそうだったから」



akkyさん
「おいしい探検団!」


ぺりわんさん
「あ~っ!しろいおひげはえてる~!」



いわにしまゆみさん
「おいしいわけ」


つゆこさん
「yummy!yummy!yummy!」



mii.さん
「いくつになっても」


奈緒さん
「あの日出逢った蜜の味」



yamagiwa misaさん
「どの実の色がお好き?」


MOMO ave
「LUNCH TIME」



平井サキさん
「おいしいの?おいしいよ!」


Eskaさん
「この一杯の為に」



総評

テーマ「おいしい」で募集した第47回目の「CREPOS SELECTION」は、72点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

食欲の秋!ということで、前回の「海」とはうってかわって、形容詞をテーマとしての募集でした。
味覚以外の「おいしい」という観点を描いてくださった方もあり、目にもおいしい、楽しい審査となりました。

最優秀賞となったSAKAEさんの作品は、味覚である「おいしい」を視覚表現にする上で、オーケストラという聴覚の要素を扱った点について、アイデアと表現力が光りました。
見る側は「彼らが奏でているハーモニーとはどんな味なのだろう?」と、しっかり味覚として捉えることができますし、また、そうやって想像の広がりを持たせたところが素晴らしいと思います。
優秀賞の百-hyaku-さんの作品は、イラストとしての完成度が非常に高く、また、ストーリー性が魅力的です。
憧れを誘うような祖母と孫との関係が目を引いたため、「おいしい」というテーマが隠れてしまったのが、大変惜しく感じました。

今回すべての応募作品を俯瞰して得た印象は、「何」がおいしいのか、「誰」がおいしいのか、この2点が明確に伝わってくる作品が、やはりぐっとくるということでした。
全体としての完成度は元より、中でも「どこに注目させる、なにを伝えたいのか」ということは、構図を考える上でも、着色においても重要です。食材そのものを「おいしそう」と思わせたいのか、絵の中の誰かが「おいしい」と感じている様子に共感をさせるのか…。狙いが明確なイラストは、説得力や勢いがあります。
その点を意識することで、たとえば我々人間にはおいしくなさそうなものも「おいしそう」と思わせることが可能ですし、それはイラストならではの力で、面白さではないでしょうか。(成尾)



募集中のコンテスト

現在募集中のコンテストはありません

CREPOS SELECTION
【PR】森のえほん館オープン!



CREPOS TOP

PAGE TOP