2011/12/06 更新

テーマ「RPG風」で募集した「第42回CREPOS SELECTION」は、41点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。


・最優秀賞
・好感度
・テーマ性
・完成度


最優秀賞

SAKAMOTTIさん 「不安な旅立ち」

■コンセプト
真面目でカッコいいRPGではなく、RPG風なので少し間抜けな感じの勇者達にしてみました。剣を持たずに旅立つなんて…この先が不安ですなぁ(笑)

■スタッフより
まさに王道と呼べるような完成度の高い作品は、SAKAMOTTIさん。
ほどよくディフォルメされた武器や鎧、キャラクターたち。これから大冒険の始まりなのに剣の代わりにピコピコハンマーを持っていってしまっている主人公と、お城から呼ぶ王様。間違えたのかそれともわざとなのかが気になるところですね。
そんなSAKAMOTTIさんは、約1年ぶりでのご応募での最優秀賞となりました。おめでとうございます!(中尾)


SAKAMOTTIさん イラストレーター/キャラクターデザイナー

兵庫県在住。
小さくて可愛い、キャラクターやイラストなどを主に制作。
見た人がハッピーになれるような作品を追求中!
HP:http://www.creatorz.jp/sakamotti




優秀賞

むんじーさん (無題)

■コンセプト
(ナシ)

■スタッフより
「地図」と小さな「キャラクター」だけで、「RPG」という要素は伝わってしまうんだなぁと気づかされるむんじーさんの作品。 ロウソクの光の柔らかさ、その陰影による立体感に、イラストとしての完成度の高さを感じました。
剣や帽子、ステッキなど、記号的な要素が多く扱われているのですが、水彩風のタッチや現実部分とのマッチングにより、安易さを感じさせません。実に巧みに使用されていて、技アリといった印象です。
地図の上の小人たちは、眠る彼(彼女)が見ている冒険の夢なのでしょうか、それとも、眠っている隙にやってきた妖精…?コンセプトが気になる一枚です。(成尾)

Sakeさん 「あ、いらっしゃい」

■コンセプト
いざ、緊迫のボス戦へ!!と思ってたんだけど…、アレ?

■スタッフより
いざ!と意気込んでボスの城に突入、で、アレレ?と拍子抜けした勇者の顔が最高です。実際のRPGではありえないだろう状況、でも本当のゲームがこうだったらいいのになあ…と思わせるジョークの効いたオモシロ作品。コタツ右のオオカミ(?)が正座してみかんを食べているところに癒されました。(玉手)

ノブさん 「迷いの森を抜けろ!」

■コンセプト
王様の依頼を受けて、北の山の竜を退治しに行く事となった勇者一行。 北の山へは旅人を惑わす迷いの森を通らなければならない。 モンスターの巣窟になっている迷いの森を、勇者たちは抜けることができるのか!?

■スタッフより
ゲームの雰囲気が存分にでており、色彩もバランスよく鮮やかで、一瞬でゲームの中に引き込まれる作品です。周りの動物が勇者一行を獲物のように狙っている作品に、ノブさんの確りとした世界観を伺えます。
このゲームの先行きがどういう展開になるか想像させてくれ、ドキドキさせてくれる素晴らしい作品ですね。(赤星)

グレさん 「みんなをつれて。」

■コンセプト
RPGをやっていると、だいたい連れて行ける仲間は限られてきますよね。みんな一緒に冒険できたら楽しいし、心強いと思います。誰もが考える夢を絵にしてみました。

■スタッフより
自分だったらどれを連れて行こうかな?と思ってしまうイラストなのですが、タイトルは「みんなをつれて。」。なんと全員連れていけてしまうのですね!欲張りなコンセプトに頬が緩みました。
ぼんやり明るくなっているのが主人公かと思いますが、それがちょっと中心をはずして配置してあることで、まとまりすぎず広がりのあるイラストになっていると思います。
このキャラクターはどんな能力を持っているんだろう、とひとりひとり想像が膨らみ、わくわくしてくる作品です。(成尾)

芳乃弥生さん 「僕のぼうけん!」

■コンセプト
毎日毎日飽きもせずロールプレイングゲームをしていた子供の頃を、イラストにしてみました。現実と空想の境目が曖昧な子供にとっては、現実の出来事もゲームの中の出来事も同じ思い出です。

■スタッフより
とても魅力的なドット絵のイラストを応募してくださった芳乃弥生さん。
パッケージ風の文字入れも楽しく、テーマが明確かついきいきと伝わってきました。
空想だけでなく現実を描くことで、単純な「ゲームっぽさ」に留めていないところに良さを感じました。
画面の二分割は、一見間違い探しのような印象。このままでも楽しめますが、木の形や空の色にもわかりやすい違いを与えてあげると、より一目でコンセプトが伝わるのではないかと思います。(成尾)

smocさん 「8bit」

■コンセプト
子供の頃に遊んだRPGが今でも一番面白かったと思っています。そんなわけでドット絵で懐かしい感じのイラストにしてみました。

■スタッフより
こういうのを待っていました! 選者の私も8bitマシン世代なのでドット絵には強く惹かれます。
こちらの作品は8bit風テイストの画面が単調にならないようにテクスチャが入っていることと、彩度を抑えた色合いが画面に落ち着いた雰囲気を醸し出していて絵本風に仕上がっています。
もう一歩の部分としては、レイアウトが白、ドラゴン、プレイヤーと配置されただけのような見え方になっているところです。例えば城にドラゴンがしがみついていて、それを退治にいくような、構成になっていると全体のシチュエーションがまとまるように思いました。ドット絵の面白さ、かわいさってやはり味があってとても気に入っています。(永田)



入選

画像をクリックすると拡大表示します。

エリゴンさん 「星の降る夜」


■コンセプト
大好きな仲間と楽しい楽しい船の旅。空には星がたーっくさん!シャリンシャリンと海におちてく。こんな夜は音楽にのせてふわふわビールで乾杯!明日はどんな冒険が待っているのかな?

■スタッフより
ぜひクリックしてご覧いただきたいエリゴンさんのFLASH作品。
ゆらゆら揺れる船に降り注ぐ星たち、今にも楽しい音楽が聞こえてきそうで、冒険の仲間って素敵だな、きっと楽しい旅なんだろうな、とコンセプトの訴求力が大でした。
惜しかったのは、「RPG」というより「ファンタジー」という言葉の方がしっくりくるかな?というところ。
背景をドット絵風にしたり、キャラクターの武器や職業を誇張するなどすると、ゲームの雰囲気が出て、テーマに近くなったかもしれません。とはいえ、作品としては雰囲気があり、十分素敵な仕上がりです。(成尾)

AMAWORKSさん 「迎え撃つ!」

■コンセプト
魔王を倒しにやってくる勇者たちを迎え撃つ魔王軍パーティー。魔王軍の切り札「ダークドラゴン」にたどり着かせる前に倒す!

■スタッフより
ディフォルメされたキュートなモンスターたちの姿が、タイトルに込められた決意とは裏腹に、純真でけなげな空気に…泣けます。
決戦というイメージであれば少し弱い印象なので背景を黒か濃いグレーくらいに濃くして、雲の合間に稲妻を走らせたり、左右のもやをキャラの前方に掛けたりすることで怖い雰囲気をアップし張り詰めた空気を演出しても良いでしょう。
あとはモンスターの大きさがなんとなくちぐはぐに感じたので、手前の3体はもっと小さくし、ゴーレムとドラゴンの大きさを強調してみても良いと感じました。ドラゴンはシルエットと光る目しか見えないとか。演出をコミカルに持っていくか、緊張感を出すかでもっと良さが出てくる作品です。(永田)

takusukeさん 「毎日が大冒険」

■コンセプト
小さな子たちにとって毎日が大冒険。小さな子たちにとって近所の犬でもモンスターに感じているのかもしれないと思い、それをゲーム画面風に描いてみました。ちなみに、レベルはそれぞれの年齢です。

■スタッフより
「RPG風」のテーマに一番ハマッた作品だと思います。このパターンで描かれたのはtakusukeさんだけでしたが、すごくセンスいい!というのが初見の感想でした。オトナだって日常生活では同じような戦闘の連続で、HPを守りながら戦ってるんだぞー!と自分の日常もRPG風だなと思ったらなんだか楽しくなってきました。ありがとうございます。(玉手)

ただあやのさん 「『夢で会える』」

■コンセプト
夢の中で君と会えた。今夜も夢で君と会える。

■スタッフより
しっとりと、そして落ち着きのあるただあやのさんの作品。
地面と掛け布団を二重に見せるようなトリックが素敵だなあと思います。しかも、シーツを歩く少年のあとに、雪の上を歩いたかのような足跡がついているところが個人的にはたまりません。
欲を言えば、ドラゴンと少年を頂点とした三角形の構図になっているせいで、左上と右上が空いてしまったこと。ぽっかり空いてみえるので、三日月や空を飛ぶドラゴンや星などを効果的に配置することでまた違って見えてくると思います。(中尾)

卯月さん 「怒れる厄災」

■コンセプト
RPGのいわゆる雑魚キャラが、ボスキャラに挑み返り討ちに…とにかく強そうな?敵キャラを描いてみました。

■スタッフより
迫力ある力強い作品で、たくさんのストーリー性が想像できる作品ですね。タイトルに「雑魚キャラが、ボスキャラに挑み返り討ちに」と書いてありますが、私には勇者がボスを退治する作品にもみえたり、モンスターを召還した作品にもみえます。
様々な見え方ができるところも素敵ですね。RPGというテーマにふさわしい心を引き付けられる作品です。(赤星)

カズ咲夢詩3964さん 「風の神 真実の旅」

■コンセプト
風という言葉に私が一番思い描いたのは、童話の「北風と太陽」でした。そこから考えを発展させて、風の神が、真の強さを求めて、心も成長していく旅を描きました。中央の勇者の剣を持っているのが風の神で、肩に担いだ枝や包みもパワーのアイテムです。家来でもある雲の一族に乗って旅をするのですが、途中で火山や木々、三日月と戦います。風の味方は火の鳥や太陽です。時々麒麟のような・・・人面鹿が表れて不思議な現象も起こします。力だけではなく、心も成長していける真実を見つける旅です。

■スタッフより
素晴らしいタッチ、幻想的描写、独自の世界観に夢の世界に行ったような気持ちにさせてくれました。ミステリアスでありながら、まるでおとぎ話の1ページかのような世界に心が安らぎます。
欲を言いますと今回のテーマであるRPGという雰囲気をよりだせていたら、もっとよくなるのではないかと思いました。次回のご応募もお待ちしております(赤星)

mihomihoさん 「風の少女」

■コンセプト
風だって歌を歌うんだ。その歌を聞いて踊るファンタジックな少女をイメージしました。

■スタッフより
mihomihoさんの作品からは、風の流れを感じることができました。
個人的には大好きな作品で、少女が踊る方向に沿って木の葉が舞ったり、少年と犬が巻いているマフラーがたなびいたりしているところにセンスを感じます。
惜しむらくはテーマ性が弱いこと。大変素晴らしい絵だけに、どこかに「RPG風」を感じられる要素がほしかったなあと思います。(中尾)

mii.さん 「金に輝く世界を取り戻せ!」

■コンセプト
前々から、実際にある職業を選んで冒険できるゲームがあったら楽しそうだな?と思っていたので、今回はそれを描いてみました。

■スタッフより
「実際にある職業を選んで冒険できる」って、おもしろいコンセプトですね。戦う相手は誰なのだろう、とmii.さんの絵を見ていると、「不況」「不景気」の文字が。なるほど、と思いました。
ただコンセプトはすごくおもしろいのですが、もう少しアイデアを練ることで、もっとおもしろい絵になったのではないでしょうか。まず、描いているのがファンタジーなのか現実を風刺したものなのかが曖昧なので、どちらかにしたほうがよかったかなあと思います。
前者であればRPGを現代の職業で描いてみたり(戦う相手は特に必要ないかと思います)、後者であればこの職業の人たちがどうやって不況や不景気と戦うのかをよりシニカルに描くことで、絵の魅力はぐっと増していたと思います。(中尾)

滝谷コーヘーさん 「勇者と魔王と勇者の部屋」

■コンセプト
いつも戦う勇者と魔王、今日は少し休んで二人で勇者の家でゲーム中!!さぁ二人で協力して敵を倒すんだ!!

■スタッフより
このブレなさが大好きです。
僭越ながら何度か評をさせていただいていますが、以前に比べると絵の中の情報量が飛躍的に上がっていて、緻密さとパワーのレベルアップ度合いに圧倒されています。
アメコミのテイストに原色を基調とした色使い、パースを重視した絵柄、滝谷コーヘーさんにしかない完全なオリジナルでありながら、毎回のテーマに沿った解釈をされる柔軟さも兼ね備えられています。作品を作るうえで重要な部分ですのでこのままで突っ走って欲しいです。(永田)



最終選考

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mani.さん
「守れ!りんごの妖精!!」


橋田 志信さん
「「赤いタイルは毒沼地!」」



ぱじゃまさん
「ゆうしゃは レベルが あがった!!」


かわつ ゆうきさん
「はじまり♪はじまり♪」



はぎわらゆいさん
「The battle with a shadow !!」


ハナヤさん
「お花と虹の国」



華月レミイさん
「ファンタジーわーるど」


カトウナオコさん
「どっちに行けばいい?」



龍歌さん
「おのれ勇者めッ!!」


中道さにさん
「人生ゲーム」



ルミさん
「眠れる記憶を呼び覚ます」


つゆこさん
「冒険の始まり」



ぺりわんさん
「夢の中の大冒険」


よねこめさん
「門出」



総評

テーマ「RPG風」で募集した第42回目の「CREPOS SELECTION」は、41点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

正直「RPG風」ってなんやねん、とお感じになった方もいらっしゃるかと思いますが、たとえば昔のファミリーコンピュータのように、ドット絵で表現された世界を補完するように絵にしたらおもしろいのではないかなあと思って今回のテーマにさせていただきました。ただ反省と言えば、やっぱりゲームも絵ありきなので、世界観が固まってしまっていると言えば固まってしまっています。

最優秀賞に選ばせていただいたSAKAMOTTIさんの作品は、そのまま何かのゲームのパッケージとして採用できそうな完成度の高いイラストで、RPGの世界観をストレートに表現している点を評価させていただきました。ピコピコハンマーを持っている遊び心もポイントですね。

ちなみにSAKAMOTTIさんが最初に「CREPOS SELECTION」にご応募いただいたのは、第15回目(テーマ:青春)そこから約2年と半年で最優秀賞となりました。当時から完成度の高いイラストだなあと思っていたのですが、近頃はさらに安定感のある作品へと昇華されているような気がします。
次回はどなたが最優秀賞となるのでしょうか。楽しみでしかたありません。(中尾)



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