2011/04/05 更新

テーマ「秘密」で募集した「第38回CREPOS SELECTION」は、74点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。


・最優秀賞
・好感度
・テーマ性
・完成度


最優秀賞

己明立佳さん 「ヒミツ」

■コンセプト
これは小さな子供たちだけのヒミツ。袋の中には何が入っているのか。それは時に微笑ましくもあり、残酷であったりする。子供たちのヒミツ程恐ろしい物はない。

■スタッフより
お互いに人差し指をたて、ひきずるように手に持つ袋。一体、何が詰められているのでしょうか。思わず気になってしまいました。子どもたちの無邪気な表情とは裏腹に、不気味な壁の色や地面の色が印象的です。 形のない概念的な「秘密」を子どもと袋で表現したところがユニークで、「秘密」「内緒」「隠す」などのモチーフをうまく一枚の絵にした点が最優秀賞の決め手となりました。 己明立佳さん、最優秀賞おめでとうございました!(中尾)


己明立佳さん イラストレーター/会社員

1枚の中に「ぎゅっ」とストーリーを詰め込み、ほんわかしたイラストを描いています。
限りある時間の中でコツコツと作品を描き、活動しております。
HP:http://rikkei.blog96.fc2.com/




優秀賞

はぎわらゆいさん 「ヒミツキチ」

■コンセプト
ぼくだけの ヒミツキチ にはヒミツ がたくさん つまってる!きょうも タカラのチズを ひろげてさくせんかいぎを するんだ!

■スタッフより
たくさんの宝物がつまった「秘密基地」を描いた、はぎわらゆいさんの作品です。
これはもう、ひと目でわくわく、心のどこかにいる少年が顔を出す一枚です。セピアで描かれていることで、詰め込まれた物をうるさくしすぎず、同時にノスタルジーを感じさせます。
開けた奥に描かれている木々も、情景や広がりを感じさせる良い要素となっています。
周囲のぼかしによりレンズで覗き込んだような雰囲気になっていますが、外の景色は奥にあるので、少し違和感を感じてしまいました。奥は出口というより窓なのでしょうか。
そのあたりをわかりやすくすると、一層魅力的な作品になるように思います。(成尾)

天柳さん 「ひみつのもり」

■コンセプト
秘密って言われると、見てみたいと思う女の子と、見られたくないから、隠れちゃうなんか不思議な森と生き物を描きました。

■スタッフより
奥行きと深さを感じる森や、こっそり隠れている不思議な生き物。ずっとタテの構図で天柳さんの作品を見てきましたが、ヨコの構図の方になって素敵さが際立つように思いました。個人的には青と白を基調とした色使いがすごく好きです。
それだけに残念なのは、生き物たちが隠れすぎている点と、不思議な森の正体が少しわかりにくい点です。この女の子がなぜ森の中にいくのかといったような、物語的な要素があれば、より素敵な作品になります。(中尾)

naekoさん 「secrecy」

■コンセプト
秘密はわからないから面白いもの。カーテンの裏に何があるかは永遠の秘密ですw

■スタッフより
舞台裾を想起させるnaekoさんの作品。左に置かれた道具を見ると、マジックショーの舞台裏なのかな?と思いましたが、「カーテンの向こうは秘密」だそう。うーん、どういうことなんだろう、想像が膨らみます。
カーテンの暗めの赤が画面を引き締めていて良いですね。ロウソクの明かりによる光の表現も、神秘性を高めています。
なにがどう「秘密」なのか、明確な形では描かれていないに関わらず、コンセプトがしっかり伝わってきました。
きゅっと結ばれた少女の口元だったり、少しだけ捲られたカーテンだったり、影の使い方だったりと、様々な要素が絡みあって、象徴的に浮かび上がっているのだと思います。
思わずこちらも息を潜めてしまうような作品です。(成尾)

おおで ゆかこさん 「ひみつのお口チャック」

■コンセプト
カバさんが食べちゃった サルくんの大事なもの。サルくんはお口チャックしているカバさんが怪しいと思って、そっとお口のチャックを開けてみると…?

■スタッフより
デジタルでは出せないアナログ感が温かい雰囲気を出している、おおで ゆかこさんの作品。
サルくんの大好きなバナナの皮。サルくんとしてはカバさんを疑わずにはいられませんよね。案の状、カバさんのお口の中にはまだりんごが!お口にチャックをして、見つからないと思ってたのに、開けられてしまうとは…!
生き生きとキャラが描かれているので、絵本の一幕を見てるかのような気分になりました。
全体的に落ち着いた色合いの中で、いい具合に赤が映えてこの作品をピリッと引き立ててくれています。
sercretの“e”やカバさんの洋服、テーブルクロスの色合いもかわいくて好きです。(廣瀬)

nosonoさん 「ワタシハダレ?」

■コンセプト
もちろん気づいてしまうでしょう。だけど決して口にだしてはいけません。なにとぞ他言無用に願います。この秘密が知られてしまえば、もうたいへんなことになります。それはそれはもうホントにたいへんなんですから。ないしょないしょのオハナシなのです。そんな彼らを愛する気持ちを込めたオマージュ作品です。

■スタッフより
みなさんの作品を最初に見るとき、私は気になった作品に一言コメントを書いておくのですが、この作品には「くやしいけど好き」と書いてありました。ズルいと言いたくなるほどイイですよねー。
誰もがみんな知っている、愛する地球を守るため、とおくでよんでる声がするとただいま出動!おどろくほどに強い、好きなひと好きなひと夢の冒険!
空を見ろ!それはだあれ?それはひみつ。これも愛のひとつ。Dreaming!!(秋山)

きりりんさん 「お昼休み明け」

■コンセプト
株式会社牧場の事務担当、遠山さんは、シュレッダーにかけるべき書類をヤギに与えていた事が、ある日上司にばれてしまいました。どうなる遠山さん!

■スタッフより
遠山さん!何してるんですか(笑)
そもそも何の会社なんだろうとか、どんな仕事なんだろうとか、興味が尽きません。それでも書類をヤギに与える行為はタブーなんだと可笑しくて笑ってしまいました。
コンセプトから絵柄までとてもよく作りこまれていて、楽しんで作られているなぁと感じる素敵な作品だと思います。
こういう世界観の秘密があるなんて……面白いです。(関谷)

mayu(まゆ)さん 「女の子はたくさん秘密があるの」

■コンセプト
女の子はたくさん秘密があるの。 男の子には ないしょ。ないしょ。 男のには決して開けられない秘密の鍵をたくさん持ってるの。 女の子だけの秘密....☆

■スタッフより
個人的にとても好きなmayu(まゆ)さんの作品。いろんな女の子の秘密が鍵穴の中に隠されているアイデアがかわいらしいですね。ひとつひとつ形の違う鍵や、鍵穴の中の鏡や口紅、猫たちなどとても細かいところまで丁寧に描かれていて、とても好感が持てます。
ただ、作品はとても素晴らしいのですが、「girls has many secrets...」の文字が蛇足(文法も、複数形なので「have」なのでは。)かなあと思います。絵だけの方が素敵ですよ。(中尾)

松岡香さん 「ねこちゃん、しーっ」

■コンセプト
かわいいねこちゃん。おなかすいたの?ぼくのおうちに連れていってあげるからね。でもママには内緒。こうすれば見つからないからね。

■スタッフより
今回「拾った動物をこっそり連れて帰る」というコンセプトの絵が複数寄せられたのですが、その中でも個人的にびびっと来たのが松岡香さんのこの一枚。男の子の悪びれない表情が、ハートに突き刺さってしまいました。
傍から見たら、すぐにわかってしまうのに、きっとバレるだなんて思っていないんですね。
その「隠していることがすぐにわかる」という部分が、きちんと描かれていてこそ成り立つ絵なので、良いなぁと思いました。
また、お母さんも表情は見せないながら、ポーズと髪の具合で怒っている雰囲気がしっかり現れています。 一枚で「物語」を見せてくれる、素敵な作品です。(成尾)

mariyaさん 「ひみつのはなし」

■コンセプト
人はみんな、ひみつを持っている。ひっそりと、あでやかな、裏地のような。ほんとにしまっておきたいことは、大切に。でも少しだけ、共有したいことは、ないしょばなしで。

■スタッフより
女の子が誰しも持っている誰にも言えない甘美な秘密を、ワンピースの裏地に見立てたところが新鮮でした。書籍の装丁にも合いそうなシンプルでありながら、繊細なタッチも個人的に大好きです。状況設定がわかりづらいのが惜しい点です。
窓辺でおしゃべりをしいる、という設定で良かったでしょうか。最初、女の子達が舞台に立っているようにも見えてしまいました。
もし窓辺という設定であれば、ガラス窓があってその外に木が見えたりとか、舞台であれば、観客がいたりなどするとわかりやすかったかもしれません。逆に何も無くても、作品としては成立すると思いました。(藤田)

TOFUさん 「I didnt eat!」

■コンセプト
くいしんぼうなリスさんの秘密はいつでもバレバレなのです。

■スタッフより
もうとっくにバレているのに、貫き通そうとする姿勢に脱帽です。
仲間の「またか…」と言った呆れ顔が良い味を出していますね。背景が緑のせいか、デザインされつつも森の中のお話しのような印象を受けて、ストーリーが浮かんできます。
それにしても、顔の形がこんなに変わるなんて…どれだけ頬張ったのでしょうか(笑)(関谷)



入選

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アニさん 「秘密は鍵に追いかけられて」

■コンセプト
少女の持った宝箱に詰まった秘密を、たくさんの鍵がおいかけます。どんな秘密が詰まっているのか、どんな素敵な鍵が宝箱を開けるのか、楽しみです。よろしくお願いします。

■スタッフより
統一感のある色づかいと、切り絵のような塗り方が独特で好感が持てます。
女の子の青いリボンがポイントになっていて、ぐっと画面中央に目が行くレイアウトに惹き込まれる作品となっています。
鍵がひとつとして同じ形になっておらず、その仕事の細やかさが作品に対する丁寧な姿勢を感じました。
強いて言えば、一つ一つのモチーフが同じ位の大きさになっているので、鍵数個にだけでも、もっと大小をつけることで画面に動きが出てよかったかもしれません。(永田)

橋田 志信さん 「ぼくらのひみつきち!」

■コンセプト
こどもの頃は 偶然見つけたところを自分たちだけが知っている 秘密の場所だと思って秘密基地を作っていたなぁと 懐かしく思いながら描きました。きっと今のこどもたちも 大人の知らない秘密の場所を持っているんでしょうね。

■スタッフより
個人的に指折りに入る秘密の一つだと思います。仲間と一緒に遊ぶ様子を、優しい色使いで表現されていて素敵です。
ゆっくりとした時間が流れる中、思い思いに遊んでいる子供達が本当に楽しそうで羨ましい。
仲間しか知らない、とっておきの秘密はこれからも彼らの宝となる事でしょう。(関谷)

ももろさん 「秘密ネットワーク」

■コンセプト
ここだけのはなしがぶんぶん行きかう。

■スタッフより
「秘密」というテーマを独特な切り口で描いたももろさんの作品。閉じ込められた動物たちはいったいどんな話をしているのでしょうか?
画面構成や絵柄がとても素敵です!動物の描写もさることながら、余白の使い方も冴えてます。個人的にはこんな絵本が見てみたい、と思いました。(峰)

MIWA★さん 「フタリは恋人」

■コンセプト
こっそり愛をはぐくむ、秘密の恋をテーマに描いてみました。

■スタッフより
たくさんの人がいる中で、ひそかに見つめあう二人。MIWA★さんの作品です。
少ない色数の中で、愛をはぐくむ二人の頬だけが、赤く染められているところがロマンチックですね。人物だけではなく、花や猫などが描かれているところも、おもしろいと思います。
欲を言えば、この絵だけだと「秘密」の要素があまり感じられないので、たとえば見つめあうだけではなく、実はたくさんの人の中でこっそり手をつないでいるみたいな大胆さがあってもよかったのかもしれないなあと思いました。(中尾)

ニダイさん 「だれにもないしょ secret "A" 」

■コンセプト
女の子の秘密をコンセプトに描きました。お昼はまじめな女の子。夜はちょっと大胆な女の子。この事は"だれにもないしょ"ね★二面性があるって魅力的ですよね★

■スタッフより
分かりやすく伝わりやすく、絵も女の子も魅力的!
「女の子の昼の顔と夜の顔」は比較的ベタなシチュエーションだと思いますが、料理する人の腕次第でこうも面白く描けるものなんだなー、と感心しました。本当にもう、さすがの力量です。
さて、この絵で私が特に好きなのは、どちらの背景にもさりげなく時間が入っているところです。昼と夜を、そうっと、しかしぬかりなくダメ押ししていて、しかも背景としてキッチリ成立している。ぐっときますね!
ところで昼の顔をメガネ+ふたつ結びみたいな、もっとマジメっ子にしても面白かったかもしれませんね。(あざとすぎるか…)(秋山)

Eskaさん 「あのこ」

■コンセプト
学校がひけると、ぼくは直ぐに駆け出す。給食の牛乳はあのこの為に我慢したんだ。

■スタッフより
緑の濃淡が絶妙で、木陰の涼しげな情景が美しいEskaさんの作品。
猫にあげる為に飲むのを我慢したという牛乳や、寝床も寒くないようにとしっかり作られていて、猫への愛情が感じられて、気持ちがあたたかくなりました。
私自身も子供のころ、捨て猫や捨て犬を見つけても親が飼うことを許してくれなかったので、帰り道に給食で残しておいたパンや牛乳を持って行っていたことを思い出す作品です。(廣瀬)

MiNさん 「『ママの秘密』」

■コンセプト
僕たちは知ってるよ。ママがいっつもここにお菓子を隠してること。ママが帰ってくるまでは、このお菓子は僕たちのものだよ。ママには内緒だよ?

■スタッフより
やさしいタッチと色合いが、ほのぼのとした気持ちにさせてくれるMiNさんの作品。
小さな兄妹が協力して、手の届かない場所に知恵を絞りがんばってお菓子を食べようとしてる様子がなんともかわいいです。子供って、意外と観察力が鋭かったりするので、見事にお菓子の場所を見つけてしまったんですね。
ママはお出かけ中でしょうか?窓から見える外の道に、もしママの姿がチラッと見えたら、ドキドキしてしまうかもしれません。(廣瀬)

たけもとみほさん 「ひみつのじかん」

■コンセプト
一人でお留守番中のうさぎちゃんは、ずっと気になっていたママのメイク道具をこっそりと出して遊んでしまいました。ママにはヒミツのしあわせ?な時間を過ごしたおませなうさぎちゃんでしたが、そろそろママがおうちへ帰ってくるんじゃないかと気になって、何度も外の方を振り返っているのでした。

■スタッフより
うさぎちゃんがママのメイク道具でこっそり遊んでしまう、ほほえましいたけもとみほさんの作品です。
色鉛筆で描かれたやさしいタッチと、レースのあしらいも含めて色使いが統一されていて、たけもとみほさんのこだわりが感じられます。
気になった点を挙げると、タッチのせいもあるのですが、うさぎちゃんにおさなさが感じられないところです。もう少し子どもっぽく描いてもよかったのではないかなあと思いました。また、母親の帰りを気にしているのであれば、表情にも焦るような様子があってもよかったのではないかなあと思います。(中尾)

アメヤさん 「ひみつのカバン」

■コンセプト
女の子のひみつと言えばカバンを連想しました。常に持ち歩いているカバンには、1人1人の個性とその人しか持っていない秘密があると思うのです。

■スタッフより
女の子のカバンはまるで四次元ポケット!あんなものからこんなものまでたくさん詰め込まれていて、そのどれもがとっておき。化粧品もあれば手紙もあって、中には窓まで!?覗き込むのが楽しい作品です。
覗かれているのに怯まない、持ち主と思われる女の子のおすまし顔もどきっとさせられます。
カバンの外の手と比較したとき、せっかくのカバンが少しコンパクトに見えてしまうのが惜しいなと感じました。この大きさなら、中身にもっともっとたくさんの要素を詰め込んでしまっても良かったのかな?と思います。(成尾)

Y U K Iさん 「ここだけの話・・・」

■コンセプト
見てはいけないものを見てしまった。これは秘密にしないと自分も食べられてしまうのでは・・・!?と、ちょっとホラーに、かわいくPOPに描きました。

■スタッフより
かなり好きです。この作品。 かわいいのはもちろん、背景が3パターン変化する部分も面白いのですが、最後のコマはストライプでくっきり見せるのではなく、渦巻きや同心円のストライプにするなど、「秘密」のイメージがだせると、よりストーリーの流れが演出できるように感じました。
POPな不思議キャラの存在が気になり、「なんだろう?」と思わずにいられません。
驚きもあって楽しい作品です。(永田)

ノアさん 「かぎっこ」

■コンセプト
少女たちは、秘密に鍵をかけて、見つからないように隠しているんです。

■スタッフより
3人の色のチョイスとキャラクターのかわいさはさすがです。
それぞれどんな秘密をもっているのでしょうか。キャラの性格や、なんとなく秘密をにおわせる小物があったり、もう少し想像できる余地があるとさらに楽しく見ることができそうですね。
(評者が男性だからか)戦隊ヒーローにでも変身してしまいそうな色味ですし、あえてそうなっても楽しいなと想像してしまいました。(ノアさんが描く敵モンスターを見てみたいですね、、、)(永田)

nappyさん 「ママの道具ばこ」

■コンセプト
初めてママに作った秘密。おかあさんの口紅を内緒でこっそり塗ったこと。女の子みんなママのお道具箱に憧れている。いつかはママみたいに。。

■スタッフより
ノスタルジイ溢れる作品ですね。女の子であれば、誰しもがした事のある秘密のいたずら。
独特の、いい意味で危ういタッチのラインと、セピアっぽい色使いが、懐かしさをより演出しています。
少しアンティークっぽいカーテンの柄など、細かい所にも演出が利いています。
せっかくなので、女の子の顔をもう少しアップで見てみたかったかも…。アップにすると、画面によりメリハリが出たかもしれません。
でも、女の子のふにゃっとした座り方もかわいいので、捨てがたい!もしかしたら右奥のお母さんの演出が無くても、成立したかもしれませんね。(藤田)

りむさん 「少女魔法戦士」

■コンセプト
魔法少女は、基本的に珍しい人種で、その正体はまわりの人には秘密にしていると思います。そんなファンタジーの世界を描いてみました。変身して、今日も少女は街の平和を守っています。

■スタッフより
黒猫はお供なのかなと設定が気になる、ポップでキュートなりむさんの作品。
ダルトーンでまとめられ、かわいくも大人っぽい仕上がりです。右下の日本的な家が、懐かしアニメチックな雰囲気作りに一役かっています。「秘密」を体現した指の仕草も、少女らしくて素敵ですね。
後ろにいる謎の生物は敵でしょうか。魔法少女はまさに変身中のようですが、「街の平和」を守っている感じが、もう少し表れていてもよかったかな、と思います。たとえば背景にサーチライトを入れるなどしたら、「怪獣が襲ってきた」臨場感が増して、変身シーンもひきたつのではないでしょうか。(成尾)

オゼキイサムさん 「真実の鏡」

■コンセプト
人間のウラオモテの秘密的な心をコミカルに描いてみました。白い心と黒い心が上手く合わさって人間が作られるのかなぁなんて思います。

■スタッフより
天使の輪vs角などの目立つ所はもちろん、杖の先から翼・靴の形などの細かい部分まで天使バージョンと悪魔バージョンになっているのが心憎い感じです!
キャラ部分はこのままでも十分よいのですが、「秘密」というテーマでヒトの心の二面性を描くなら、もうちょっと毒があっても面白かったかなと思いました。
感じがよくて明るい絵柄ですから、もう少しブラック入ってもコミカルな雰囲気に仕上げられると思うのです。
気になったのは背景の処理でしょうか。鏡の角度からみると「壁」は画面から見て斜めに走っていると思うのですが、蜘蛛の巣と羽、その影が画面と平行に置いてあるので、ちょっと違和感を覚える時があります。キャラがとてもよいので、背景の模様はなくして鏡を真ん中にしてもっと立たせてみてもかわいいかも!(秋山)

yuuuuukiさん 「secret place」

■コンセプト
パパとママも知らない、僕らだけの秘密の場所

■スタッフより
とても美しい秘密の場所を描いたyuuuuukiさんの作品。
今回は「秘密」というテーマから鍵・扉・密室・内緒話などのモチーフが目立つ中、画面に開放感があり、テーマの広がりを感じさせるところに惹かれました。
贅沢を言うならもう少しテーマを明快にするための「仕掛け」があったらよかったと思いますが、やはり見ごたえのある作品です。(峰)



最終選考

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create worksさん
「What is a secret?」


takusukeさん
「秘密の抜け穴」



yupiさん
「HIMITSU」


ぺりわんさん
「着ぐるみの秘密」



有示さん
「メリーゴーラウンドとびだして」


mamesatomiさん
「女の子の秘密♪」



お犬さん
「バースディ」


椙本カオリさん
「ママとパパには内緒」



ハナヤさん
「ひみつだよ」


HappyTankさん
「宇宙人の秘密」



ときた ひとしさん
「泣いた赤鬼」


滝谷コーヘーさん
「サラリーMAN!!」



むし丸さん
「秘密の話」


ハカタさん
「小悪魔ガール」



ettanさん
「ママ、あのね」


総評

テーマ「秘密」で募集した「CREPOS SELECTION」は、74点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

「秘密」ってなんだろう?と考えたときに、「内緒」「隠しごと」など、人に知られないということが思い浮かびます。もちろん「秘密」は目には見えませんので、それをどうやって表現するかというところを重点を置いて審査させていただきました。

「秘密」のような形のない概念的なテーマは、この「CREPOS SELECTION」でもたびたび登場していますが、目に見えないものを表現するときに大切なのは、どうやって表現するかという点です。
もう少し掘り下げると、それは「静物」「動物」であったり「行為」であったり、目に見えないからこそ、別のもので目に見えるようにわかりやすく表現する必要があります。

その中で最優秀賞に選ばせていただいた己明立佳さんの作品は、目に見えない「秘密」を、「子どものしぐさ」と、そして「袋」で表現しています。袋に入れられて隠されているという点がポイントです。一見するとすごくシュールに見えるのですが、ひとたび理解すると「ああ、秘密って、きっとこういうことだよね」という気持ちになります。これは、他の作品にはなかった点です。
今回は常連の方にもたくさんご応募いただいてとてもレベルが高かったのですが、この点で己明立佳さんの作品を最優秀賞とさせていただきました。

はてさて、今後「CREPOS SELECTION」は、募集と掲載期間がそれぞれ2か月ずつになります。その代わりとなる愉快な企画を準備中ですので、楽しみにしていてくださいませ!今後ともCREPOSをよろしくお願いいたします。(中尾)



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