2011/03/08 更新

テーマ「翼」で募集した「第37回CREPOS SELECTION」は、57点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。


・最優秀賞
・好感度
・テーマ性
・完成度


最優秀賞

古賀ようこさん 「さくらハングライダー」

■コンセプト
つばさがあるのに、飛ぶことができないペンギンがさわやかな春の日に桜の花びらで作ったハンググライダーで初めて空を飛んでいる姿を描きました。

■スタッフより
横長の構図を活かした、余白が美しい古賀ようこさんの作品。
ペンギンは空を飛べなくて、桜が花を咲かせるのはほんのひとときです。それらは刹那のしあわせを暗示しているようで、桜の花びらでできた「翼」を得たペンギンの、どことなくまぬけな表情で気持ちよさげに空を飛んでいる様を見るにつれ、胸がきゅうっと締めつけられる様な気持ちになりました。
とても素晴らしい作品だと思います。古賀ようこさん、最優秀賞おめでとうございました!(中尾)


古賀ようこさん イラストレーター

広告、雑誌、webなどで活動中。
仕事の大部分はデジタルで行っていますが、その中にアナログな手の跡が残るように心がけています。
仕事のお供は深夜ラジオです。
HP:http://kogayo.com/




優秀賞

naekoさん 「飛ぶ!」

■コンセプト
夢さえあれば誰だって高く飛べるはず...飛べない鳥が一生懸命努力して飛ぼうとする感じを描きました。

■スタッフより
飛べない自分を諦めない、まっすぐな瞳のダチョウが凛々しくも愛らしく、ぐっとくる1枚です。シンプルでも雰囲気のあるタッチも素敵。完成度の高さは審査員にも高く評価されていました。
ただ気になったのは虫の存在意義です。
特に努力をしなくても飛べるモノが主人公の背後を逆向きに飛んでいる…、
⇒結局持っているヤツしか飛べないというメッセージ
⇒実は作者の目線は風刺だった?
と初見では迷ってしまいました。
コメントを見る限り純粋に応援しているようですよね。であるならば大変もったいない気がします!シンプルな絵柄はモノの配置に作者の意図や目線を反映させやすい気がします。
そこをうまく生かして、もうちょっとストーリーやメッセージを打ち出しても面白いのかなと思いました。次作を楽しみにしています!(秋山)

ツヨンボさん 「ENJOY NEW WING」

■コンセプト
「どんな翼が似合うかな」「どんな翼なら高くまで飛べるかな」と思案する。翼屋でのウィンドウショッピング。

■スタッフより
今回はテーマが「翼」ということでしたが、ツヨンボさんの作品は他の方とは違う観点からの作品で、個人的にこの捕らえ方はひねりがあって良いな!と感じました。
洋服を着た鳥が違和感無くかわいいのと、着ている洋服がセンス良くてオシャレ!
ペンギンの翼を試着(?)してますが、タグがぶら下がってる小技がよりリアリティを感じさせてくれます。「それじゃ、飛べなくなっちゃうよ!」と思わず心の中で突っ込んでみたり…。
壁に飾ってあるたくさんの翼もとても興味深く、隅から隅までじっくり見ても楽しい作品でした。緑の妖精の翼(?)の右隣にあるのは、もしかして飛行機の翼でしょうか??
もし、翼が売っていたらわたしも欲しい…!といろいろ想像できて楽しかったです。(廣瀬)

ニダイさん 「空の散歩」

■コンセプト
翼で空で散歩をしているところを作りました。女の子が翼を羽ばたかせ街の空を散歩。たまにビックリして下に落ちかけたり、楽しくてウインクしたり。ハトたちと仲良く飛んでたりします★翼があればこう言う散歩も出来ますよね。きっと楽しいはず!!

■スタッフより
独自の世界観を確立されているニダイさんの作品。今回から横長サイズでの募集になったことをうまく活かしてくださっています。
白い色を思い浮かべがちな「翼」という言葉に対して、金色の羽が目を引きます。
計算された動きと、偶然の要素がうまく働いて、ずっと見ていても飽きないアニメーションに仕上がっています。
たまに女の子の手前を通り過ぎる建物が、アクセントになってまた良い感じです。
「空の散歩」ということで、街中だけでなく背景にある山のほうや、もっと他の場所まで、一緒に飛んでいきたくなりました。(成尾)

五郎丸つよしさん 「ボロボロ鳥」

■コンセプト
ボロボロ鳥は体が葉で覆われた鳥。美しく魅力的な世界に憧れ、生まれ育った「木」から旅立った。ボロボロに体を枯らしたり、輝かせたりしながら旅を続ける。夢追い人の姿を描いたものです。

■スタッフより
一見すると葉っぱが空を飛んでいるような、五郎丸つよしさんの作品です。全体のくすんだ色調や、謎めいたモチーフに惹かれます。
コンセプトを読んで納得です。ボロボロの鳥が葉っぱを纏って空を飛ぶ作品だったとは!
もう鳥には大空を飛べないほどにボロボロなのでしょうか、それで葉っぱを纏っているのでしょうか。
それとも、ボロボロの体を隠すため…?鳥が今まさに飛び立ったような飛び散る葉の動きが、物語のワンシーンをドラマチックに表現しています。デザイン的にもバランスが取れていますね。ミステリアスで素敵な作品です。(齊藤)

ハカタさん 「少年は空を飛ぶ」

■コンセプト
「少年よ、大志を抱け」なんて、わざわざ言われなくったって、わかっているのさ!グッドラック!ぼくの未来!

■スタッフより
プロペラ機に乗ったネコと少年を描いたハカタさんの作品です。
少年は、どこから来て、どこへ行くのでしょうか。夏を感じるような鮮やかな色使いでかわいらしいイラストとあいまって、とても素晴らしい作品に仕上がっています。
ただ、惜しいのはネコ。アクセントになっているだけに、例えば初めて見る空からの景色に驚く様子だったり、はしゃいでいる様子だったり、もう少しストーリーを感じさせてもよかったのかなあと思います。(中尾)

天柳さん 「あこがれ」

■コンセプト
空を飛ぶことにあこがれるペンギンでも本当は、空を飛ぶ鳥も水の中を泳ぐペンギンにあこがれているかもしれないのです。

■スタッフより
あこがれの羽ばたきの音を聞きつけ空をそっと見上げるペンギン。
ユーモラスな造形×翼があるのに飛べないという悲哀からか、今回ペンギンを描いた方は何人かいらっしゃいましたが、まるまっこく愛らしいペンギンたちの姿形と、意地っ張りっぽそうな彼のチラ見の目線にきゅんとしました。
見果てぬ夢への想い。それはきっと誰にも覚えのある感情で、共感しやすいテーマですよね。
海の中だって星空みたいでキレイなのに、君だって海の星空を飛んでいるのに、と思いますが、自分では分らないのもあこがれというヤツのせつなさで…。ついため息をついてしまいました。(秋山)

Keiko Kurodaさん 「誰にでも翼はあるのに。」

■コンセプト
私も自由になりたいなー。などと空を見上げて思いますが、私を不自由にしているのは、私の心だったりして・・・。

■スタッフより
人だって、誰もがみな翼を持っている。
けして大きくはなく、飛べるわけではないけれど、こっそりひよっと生えている感じ、とても素敵で胸が温かくなります。
個人的にはさり気ないユーモアのきいた、楽しいイラストと受け取ったのですが、コンセプトを読むと少し寂しい作品なのでしょうか。確かに右のおじさま、時間に追われてちょっとお困りのよう。
後ろを向いている人々もそんな表情を見せていれば伝わりやすかった気もしますが、後ろ向きの背中には、その分見る側の想像が広がってよいなぁと思います。(成尾)

TOFUさん 「You can fly!」

■コンセプト
ペンギンさんに空を飛ぶ楽しさを味わってもらいました。

■スタッフより
空からペンギンが落ちてくる愉快な作品は、TOFUさんの作品。そもそもどうやって空に昇ったのかが気になって仕方ありません!
ただ単にパラシューをつけたでペンギンが落ちてくるだけなのかなあと思っているところに、グライダーにのったペンギンが画面を横切る素敵な演出も隠されています。
気になったのは、落ちてくるペンギンがみんな同じなので、せっかくなので、丁寧に一羽ずつ描いた方が作品により深みが出たのではないでしょうか。(中尾)



入選

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ぽむっこさん 「僕らの『翼』計画!」

■コンセプト
リーダーが大きな羽を拾ってきたよ。これがあれば夢に一歩近づけるかも!空を飛ぶ日を夢見てこれから会議をしなくちゃ!

■スタッフより
森の中で幻想的に光る羽がとても神秘的で思わず見入ってしまいました。
この羽さえあればなんでもできるような、そんな雰囲気を持ち合わせていると思います。
みんなが発しているいろいろな意見が文字通り色々な吹き出しで表現されていて、表現方法が面白いと思いました!
上に潜んでいるのは蛇でしょうか?せっかく手に入れた翼が奪われなければ良いけど…!とちょっと心配になりました。
全体的に緑の配色が多い作品ですが、各所メリハリの利いた配色が絶妙で、グラデーション使いが巧みなので、優しい雰囲気がありながら、凄く重厚な作品だと感じました。(廣瀬)

mariyaさん 「どこまでだって行ける!」

■コンセプト
翼を使う勇気さえあれば、深い森も、広い海も、どこまでだって行ける!

■スタッフより
様々な色が混ざって作り出された深い緑が印象深いmariyaさんの作品です。
森にも海にも空にも見える背景と、思い切ってあけられた余白が抜群の効果を出しているように思います。テーマである「翼」は見切れているのですが、強く羽ばたく力が十分に感じられました。
ただ力任せなのでなく、しなやかに飛びそうな、鳥のおすまし顔がまた素敵です。右上、女の子の髪の下の空白が、彼女の背に生えた翼にも見えます。
偶然なのか意図的なのか、その曖昧な感じが一層想像を高めて、よい存在感となっているように思いました。(成尾)

エリゴンさん 「翼修理屋」

■コンセプト
誰も知らない街の片隅にある「翼修理屋」。そこには翼がこわれてしまったたくさんの生きものが集まるという。今日も常連のドラゴンさんが100年ぶりにやってきた。

■スタッフより
このシーンの前後にストーリーが浮かんできます。完璧な世界観を持って制作されていて凄いなと思いました。細かい作りこみにも余念がなく、落ち着いた色合いでまとめられていて素敵です。クリスタルがある事により、機械だけの世界ではないのだなと勝手に想像してしまいました(笑)
一人だけ忙しくてズッコケそうになっていたりすると、キャラクターの性格や立ち位置も差別化されて良いかも?とも思います。ドラゴンさんの今後の展開がどうなるのか気になってしまいます。(関谷)

HappyTankさん 「翼よ、あれがパリの灯だ!」

■コンセプト
「翼よ、あれがパリの灯だ!」と言えば、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功したリンドバーグです。彼は、翼で冒険し、翼で夢かなえ、翼で時間と地域の自由を勝ち取った人です。

■スタッフより
鳥の形をした飛行機がアニメーションでおもちゃっぽく、羽ばたく姿がユーモラスです。
ただ、背景が単調でもったいないのでもう少し工夫が必要です。虹もグラデーションツールでいかにも作りました、といった感が否めません。動きそのものについても操縦席だけ固定されている動きに違和感があるので、飛行機全体をヨタヨタ上下させて危なっかしい感じを出したほうが良いように思いました。
レトロメカっぽさを感じる飛行機自体の造形がまとまっているだけに、演出の部分を工夫することでもっともっと面白い作品になりそうですね!(永田)

つゆこさん 「創造の翼」

■コンセプト
思い描くイメージが、はばたいて素敵なものになりますように!

■スタッフより
コンセプトと色の扱いのキレイさに注目したい、つゆこさんの作品です。描いたイメージを鳥に見立てているところなど、発想が素晴らしいですね!
また描写に関しても、決して静的なものではなく、紙の流れや、女の子の髪と服がはためいている動きで、「風の流れ」が見えるんですよね。静的なようで動的である作品というのは、やはり目を惹かれます。
少し気になるのは、背景色でしょうか。白だとより幻想的な画になり、淡いスカイブルーだと、はばたくイメージが更に強まったかもしれませんね。
ただ、全体的なカラーバランスはとてもよいと思います。次回も期待です!(長尾)

ルミさん 「ツバサとレーダー」

■コンセプト
”本日のお天気は終日良好です。渋滞もなく穏やかな風に乗れる、快適なフライトをお約束できます。”大事な翼を労わりつつ大事な預かり物と気まぐれな空を飛ぶには優秀なお天気レーダーが必須。ペガサスデリバリーは地上?天界までのお届け地域を指定できます。お気軽にご利用ください!

■スタッフより
今回個人的にイチオシしたい、ルミさんの作品です。
画のセンスの高さも評価したいですが、特にコンセプト!お天気レーダーと翼という発想は、なかなか出てこないのではないでしょうか。セピア色を貴重とした、配色はGood♪線の強弱のつけかたも素晴らしいです。
女の子や小物のテイストも光っています!要素的には稚拙になってもおかしくないのに、ルミさんのデザインセンスの高さが伺えますね。
ペガサスデリバリーという名前も個人的に大好きです(笑)次回、またルミさんの作品を観てみたいですね!(長尾)

nue*さん 「『天魚姫』」

■コンセプト
魚と貝の翼を持った天魚姫。やさしい悪魔に見初められ、絵画の中に閉じ込められてしまいます。やさしい悪魔は姫がいつでも逃げられるように、絵画から出る鍵を其処彼処に置いているのに、姫は気づきません。何故なら姫も、やさしい悪魔が好きになっていて、逃げ出す気などなかったのです。

■スタッフより
魚と貝の翼を持った「天魚姫」。悪魔に絵画の中の世界に閉じ込められてしまいました。独特の世界観が美しいnue*さんの作品です。
幻想的な画面と翼の繊細な書き込みに魅せられ、得点を入れさせて頂きました。
天魚姫?と思ってよくよく翼を見ると、本当に翼がお魚と貝で作られています!
悪魔の隠した鍵も画面内に散りばめられていて、じっくり見ても楽しめる作品ですね。
欲を言いますと絵画の中という事が少し分かりにくかったので、絵画全体を見てみたかったなーと思います。(齊藤)

はぎわらゆいさん 「魚の夢」

■コンセプト
海を飛ぶように泳ぐ魚。彼らはきっといつの日か大きな翼を持ち空を自由に 飛んでみたいと思っているはず

■スタッフより
お魚さんが翼を広げて飛ぶ、はぎわらゆいさんの作品です。
魚のフワフワ泳ぐ姿は空を飛んでいるように見えるので、よく「空飛ぶ魚」のモチーフはありますが、はぎわらゆいさんのお魚さんは非常にスピード感にあふれていますね。
風を切って、雲を切り裂き、爆走している様は見ていて気持ち良いです。(齊藤)

オダワラユウコさん 「翼たち」

■コンセプト
この手で作る翼、この手から生まれる羽ばたき。 一つ一つは小さいけど思いの数だけ自由に空を飛べる。 今は両手の大きさの翼も、背中を超えるほどに育って新しい空に飛び立てるかもしれない。 そんな気持ちで描きました。

■スタッフより
画面全体に動きがあり、ハトも丁寧に書き込まれていて
髪の毛が風に吹かれたようなバラけ方など細かいところの表現にこだわりが感じられる作品です。
全体にフラットなテイストで描かれているのですが、何か少し物足りないという印象です。
使用色が少ないだけにメインの空の色、人物の肌の色についてももうひと練り必要かなと感じました。
構図については、空の広がりが押さえられているような印象なので
人物を小さく、もっとトリミングして【翼】にスポットを当てたほうが
テーマに近づくのではないでしょうか。
絵のパーツはうまく描かれていて物語性も感じて好きな作品なのでもうひと工夫あれば
どんどん良くなると感じました。


ANCOIさん 「今、飛び立つ時」

■コンセプト
足をケガして、「もう走れない」って思ってた。「そうか、飛べばいいんだ!」

■スタッフより
もはや入選常連のANCOIさんの今回の作品は、初めて空を飛ぶ事を覚えたペガサスを描いていただきました。
空から見る情景は、地上とはまるで違うんでしょうね。ケガをした事で空を飛べる事ができた…。なんだか人生の教訓をペガサスが教えてくれるようです。
やわらかな線が安定感があり、少しだけ憂いを含みつつ、なんだか嬉しげなペガサスの表情の魅力を引き出しています。
今回、横長サイズになった事により、構図バランスを取るのが若干難しかったでしょうか。
もう少しサイズを小さめにして左上に配置して星やキラキラマークを右下に向けて流すなどすると、空に向けての飛躍感が出たのではないかと感じました。(藤田)

K.龍夜さん 「翼の使い方」

■コンセプト
翼は飛ぶためだけじゃない。日差しを避け、雨をしのぎ、雪をはらい、愛するものを守るもの。

■スタッフより
可愛いテイストで描かれていますが、コンセプトがしっかりしていて胸を打たれました。
翼と聞くと飛ぶ事を想像してしまいますが、まさに翼の使い方を教えてもらえたと同時に、愛情の大きさや素晴らしさを感じる事ができる素敵な作品だと思います。
無表情な顔も個人的に好きです。守る親は当たり前のように守り、子供は守られている事に気がつかないほど安心しているようです。ホッコリ心温まるK.龍夜さんの作品です。(関谷)

ヌマカミアイさん 「夜空舞う」

■コンセプト
光の翼を纏った妖精が夜空を舞う様子を描きました。

■スタッフより
夜空を舞う妖精、という事ですが、真っ白な衣装のせいか、結婚式前日の花嫁さんのようなイメージもわきました。
幾重にも重なった羽根の描写が、やわらかで透明感があり、思わず触れてみたくなります。
キラキラ輝く夜空も、所々に入った青いグラデーションが効果的です。ただ妖精の周りを舞う蝶々の描写が単調なので、動きを付けたほうが良かったかもしれません。また、妖精の髪の毛も後ろに流した方が自然だったかな、と思います。(藤田)



最終選考

画像をクリックすると拡大表示します。


香撫さん
「Fly away!」


松岡香さん
「世界はひとつ」



ettanさん
「ぼくのつばさ」


サキヤマさん
「tsubasa girl」



滝谷コーヘーさん
「世界に音楽を届けます!!」


卯月さん
「大和の翼」



saraさん
「ボクの魅力?」


きりりんさん
「頭から鳥」



takusukeさん
「ペンギンは海を飛んでいる」


nyさん
「私の翼」



renkaさん
「星の翼」


総評

テーマ「翼」で募集した「CREPOS SELECTION」は、57点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

「翼」から想像するのは「飛ぶ」ことです。そもそも飛ぶってどういうことなんだろうって考えたときに、ぼくたちには翼がないので空を飛ぶことができません。だからでしょうか、「飛べない」という視点から描かれた作品が多く集まりました。
古賀ようこさんの作品もそのひとつで、空を飛べないペンギンが、桜の花びらでできた翼で空を飛ぶというコンセプト。桜は咲いてからすぐに散るもので、そんな桜の花びらでできていることが翼のその後を暗示するかのようで、はかなさまでもを感じさせてくれる素敵な作品です。

そして、今回から募集サイズが横長になったことで、がらりと雰囲気が変わりましたね。
少し構図の話をさせていただきますと、四角の構図を人が認識するときに、上を「天」、下を「地」と無意識で感じるのですが、左右をみたときには、左には「狭まり」「過去」を、右には「広がり」「未来」を感じるそうです。たとえばゲームでマリオが右に進んでいくのも、きっとそういう理由なのだと思います。
そんな観点で今回の応募作品を見てみると、ほとんどが左向きの作品でした。この話はあくまでも無意識の話なので参考程度に読んでいただければと思いますが、「飛ぶ」ことに「希望」を感じさせるような作品であれば、左向きではなく右向きの方がよかったのかもしれないなあと思いました。
そういう意味で、古賀ようこさんの作品にはかなさが感じられたのは、ペンギンが右ではなく左に向かって飛んでいるからかもしれません。

さて、募集サイズが変わった「CREPOS SELECTION」は、今回の募集から2か月ごとになります。これからもたくさんのご応募お待ちしております!(中尾)



募集中のコンテスト

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