2010/09/28 更新

テーマ「ともだち」で募集した「第32回CREPOS SELECTION」には、66点のご応募をいただきました。ご参加いただいたクリエーターの皆さま、本当にありがとうございます。


・最優秀賞
・好感度
・テーマ性
・完成度


最優秀賞

むぎ*さん 「どうしたの?」

■コンセプト
自分のことを気にかけてくれる人がいると思うと、心強くなれるのです。そんなことを考えながら描きました。

■スタッフより
犬やもぐらや鳥やてんとう虫や花が女の子をなぐさめているむぎ*さんの作品。そっと木からのぞく女の子の存在が、この作品の完成度をいっそう高めています。
涙を雨と捉えるなら、空に架かる虹は、女の子が泣き止むことを意味しているようで、思わず、きっといいことあるよ、と声をかけてしまいそうになる素敵な作品です。
むぎ*さん、最優秀賞おめでとうございました!(中尾)


むぎ*さん イラストレーター

現在デコメ素材の制作を中心に活動中です。デコメを使ってくださる方、メールを受け取られた方に、ちょっと楽しい気分になってもらえたら良いなと思いながら作っています。




優秀賞

ニダイ×nosonoさん 「なんだか愉快な真夜中の舞踏会」

■コンセプト
キャラもなにも飛び越えて、これが友達。ずっと友達。クロコとハナは同じ動きのはずなのに。はずなのに…クロコだけ妙にかわいくね?だけど嫉妬しないよ。友達だもの。

■スタッフより
これはニクい…!!!と見た瞬間につぶやきました。「CREPOS SELECTION」常連のニダイさんとnosonoさんのコラボレーションなんて。。。どんどん向こうからダンスしながらやってくるクロコとハナの動きをじっ…と眺めるしかありませんでした。。
タイトルのとおり観てるとなんだか愉快な気持ちになってしまい、どんな曲で踊っているのか想像してまたさらに愉快になりました。
違うキャラが同じ画面上にいるはずなのにうまく色がまとめられていて、違和感なく見やすく仕上がっているところに高度なワザが感じられました!(永田)

いまうらさくらさん 「ともだちの木」

■コンセプト
子供の頃、よく友達と木に登って遊びました。毎日たくさんの人と知り合うのに、ふとした事で気が合って、いつの間にか仲良しになっている「ト・モ・ダ・チ」。そんな風に世界中の人と友達になれたら…と願いを込めて描きました。

■スタッフより
色んな人種・国籍の子供たちが1つの大きな木の周りで仲良く、笑顔で遊ぶ光景。大変ほほえましいですね。
ひとりひとりの笑顔が素敵すぎて、こちらもつられて笑顔になっちゃいます。子供たちのお洋服のデザインや髪型もすごくかわいいですね!
背景の譜面を、直線ではなく、波打つ感じで表現したり、もしくは、みんなの周りに音符マークをランダムに散らばせるなどした方が画面に動きが出たかもしれませんね。(藤田)

かぼへいさん 「friend.」

■コンセプト
みんな沢山の素敵をもっている。もし、その素敵が集まって、はじけたら世の中もっと素敵になるはずだ。まずは、ひとつの素敵とともだちになりたい。そしたらきっと楽しいはずだ。

■スタッフより
グラフィカルでキッチュな、かぼへいさんの作品です。「素敵が集まって、はじける」それをお花で表現してしまうのがすごいですね!お花の中の模様もストライプ、水玉、色々あって一工夫されています。個人的にイチオシの素敵なイラストです。
色合いやイラストも、とても完成度が高いです。もしこんな表紙の小説単行本が店頭にあったら思わず手にとってしまいそうです。(齊藤)

ももろさん 「ほんの気持ち」

■コンセプト
おなかをすかしたシロクマに、「僕の分も食べて」とペンギン。その気持ちでシロクマは胸もおなかもいっぱいになってしまうのでした。

■スタッフより
少し照れくさそうにリンゴを渡すペンギンの上目遣いと、欲しいけどちょっと申し訳ないようなクマの表情に美しい北の友情を見た思いです。ふたりの柔らかい表情にももろさんならではのやさしさが滲みでていて、見ていてほっとします。
ただ、現実に無い大きさで描かれているクマのリンゴの芯がちょっとわかりづらいです。「大きなお魚と小ぶりなお魚」「大きなココット小さなココット」みたいに、ファンタジーなシチュエーションだからこそ誰が見ても大小がわかるものの方がリアル感が出て、よりインパクトを感じられるのではないでしょうか。(永田)

もしさん 「あんみん」

■コンセプト
大好きな友達に囲まれて僕はすごく幸せ。みんながいるから僕でいられる。みんなといるから安心出来る。今日もぐっすり眠れるよ。

■スタッフより
今回のイチオシ!淡い水彩タッチで友達を表現してくれた、もしさんの作品です。
固まって眠る動物がとってもカワイイ!!色使いも本当に綺麗で、丁寧です。
何より評価したいのが、この構図!動物達が隙間を埋めるように固まっていて、それでいて窮屈でなく、大胆で面白い!
おサルさんを中央に持ってきた事で、良いバランスが取れていますね!じっくり見ていると、こんなとこにもかわいい動物が!という発見も出来、とても楽しい作品です。昔、動物で組み木パズルを作成した事があるけど、上手くいかなかったなぁ…。
もしさんのセンスがうらやましい!そしてこの作品のパズルが欲しい!(笑)(長尾)

ナカヤマ皐月さん 「やまわけね!」

■コンセプト
仲の悪いイメージの二人が、実は仲良しだと和むなぁと思い描きました。子猫とネズミが、力を合わせて柿の実を穫ろうとしてます。子猫は首の辺りがくすぐったいけど我慢!

■スタッフより
PCの前で思わず悶えてしまったナカヤマ皐月さんの作品です。「ネコとネズミが仲良し」という図、その表現と演出の仕方がなんとも素敵。モチーフのわかりやすさに頼らない、魅力的なシチュエーションづけが素晴らしいなと思います。
キャプションの「猫は首の辺りがくすぐったいけど我慢!」にやられました。その微妙な表情がよく出てます。猫の様子に気づかず、柿に一生懸命なネズミの曲線も柔らかくて可愛らしいです。
背景のバランスや、様々なテクスチャを使いながら、画面がうるさくない点も見事。あっさりしたテイストに、秋の和やかな空気が感じられます。(成尾)

寺山 由利さん 「はちみつ と ともだち が すき」

■コンセプト
一匹のくまが、ハチの巣を見つけて、みんなで分けて食べようと言ったのでもつべきものは友達だなと皆が思い、思わず、はちみつ と ともだち が 大好きだなー!って踊りだしちゃいました。

■スタッフより
見ているだけでほんわかした気持ちになる、寺山 由利さんの作品です。
クマさんのポーズが本当にカワイイー!「はちみつとともだちが大好き!」と踊りだしちゃう、というコンセプトもとてもかわいくて、心が和みます♪また、このゆるいタッチが淡いパステル系カラーとマッチしてますねー!
バランスもまたよく取れています。クマさんはそれぞれ全く違うポーズをしてるのに、安定した構図になっていますね!とにかくこのクマさんの踊りが…!クマさんの踊りがたまりません…!!(長尾)

原ペコリさん 「森のともだち てんてんブラザーズ」

■コンセプト
「森の中で出会ったてんとう虫のてんてんブラザーズ。すぐに仲良くなって、今日も楽しくみんなでピクニックにでかけます。」森の中の愉快な仲間達をコンセプトに、絵本のワンシーンをイメージして描きました。

■スタッフより
かわいいてんとう虫のてんてんブラザーズを描いていただきました、原ペコリさんの作品です。ほっぺをピンクに染めたてんてんブラザーズ、どの子もとってもかわいいです!それぞれチェリーを運んだり、キノコを取ろうとしたり、木の影から覗いていたり、胸を張って元気よく歩いていたりと見ていて飽きないブラザーズたちですね。
暖かい塗りとストーリーあるイラストはまさに絵本のワンシーン。この子達のお話を知りたくなりました。(齊藤)

mariyaさん 「もしもし ごきげんいかが?」

■コンセプト
他愛もないおしゃべりとか、遊びとか、そういう仲間。いつもの「もしもし」まで、あと3秒。今日はどんな声で返事をしようかなあ。

■スタッフより
シンプルな水彩の色使い、のほほんとした女の子たちがかわいらしい、mariyaさんの作品です。
木の幹や草など、ところどころに濃い色彩を載せることで淡い画面が引き締められ、立体感も発生しているように思います。コンセプトを合わせて読むことで、女の子たちのわくわくした空気も伝わってきますね!
贅沢を申し上げれば、左上の水色と右側の木の葉の部分、端っこのぬり残し処理が少し目立ってしまっています。
画面の四隅はシャープなだけに元々目立ちやすいので、よりデリケートなグラデーション処理を行っていただければ、画面がスッと抜けてさらに気持ちよくみえるように思います。(木村)



入選

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サトウミユキさん 「homey」

■コンセプト
homey=ダチ・仲間。色々な赤い糸の形。

■スタッフより
シンメトリーに仲良しの二人を配置していただいたサトウミユキさんの作品。赤い糸が印象的で、この二人の関係をうかがい知ることができます。にやついている感じがどこかいたずらっ子に見えるところもおもしろいなあと思います。
描きこみがとてもやさしく丁寧で、人物の淡い色使いに、マスクの黒とそして糸の赤がポイントで使われているのがよいですね。
ただ、赤い糸以外は完全にシンメトリーになっているので、双子にも見えなくもなく、「ダチ」「仲間」をあらわしたかったのであれば、人物を描き分けてもよかったのかなあと思います。(中尾)

エリゴンさん 「ライオンくんとねずみくん」

■コンセプト
ライオンくんとねずみくんはとーっても仲良し。ふたりは楽しいこと、うれしいこと、すてきなことがあるたびに、そのときの思い出を写真に残します。さて、つぎはどんな写真がとれるのでしょうか。

■スタッフより
素敵な思い出のひとつひとつを写真にして残すライオンくんとネズミさん。なんだか絵本の中のひとコマみたいですね。どういういきさつで仲良しになったのかも、個人的に気になるところです^^
真ん中の写真の、ライオンさんの笑顔がかわいすぎます♪色使いもまとまっていて、とてもキレイですね。
メモ書き部分を、手書き風フォントで書かれている点が残念です。マウスやペンタブで、手書きで書いた方が、作品の雰囲気をより高める事が出来たのかもしれません。
一手間加えるだけで、ガラリと作品の印象が変わるので、是非試してみてください。(藤田)

MIWA★さん 「みんな☆ともだち」

■コンセプト
「ともだち=なかよし」をコンセプトに笑い声がきこえてきそうなにぎやかで楽しげな雰囲気を表現してみました。

■スタッフより
見ていてとても楽しくなった1枚です。なんというか、「オレたち全員なかよしです!」という主張を見せつけられるのではなく、いろんなタイプの子がいて、「あの子はともだちのともだちで、さっき話したら結構いいヤツだった!」というような、つながって広がっていく友情みたいなものを感じたのです。
世界平和などというと大げさで手の届かない感じがするけれど、こういった楽しい輪を大きく大きく広げて、みんなニコニコ笑って生きていけばそれでいいんだよなー、などと考えてしまいました。ピースフル★(秋山)

サラヤさん 「手遊び」

■コンセプト
「ともだち」と聞いて、子供の頃に唄を歌いながらする「手遊び」を教えてもらって一緒に遊んだ記憶を思い出しました。一人では決してできない遊びです。そんな懐かしい思い出を表現してみました。

■スタッフより
秘め事、とか、内緒、とかそういう単語が浮かんだサラヤさんの作品。大胆に取られた余白と、そこに流れるふわりとした空気、なんだか胸がぎゅっとなりました。
放り出された足やスカートの柔らかなふくらみなどが、どうしようもなく「少女」で、その特有の曲線がよく描かれているなぁと思います。
柔らかな色使いと人物の小ささで、コンセプトにある「手遊び」が少々わかりづらくなってしまったのが残念ですが、二人の間にある関係性や空気は、見事に表現されていると感じました。どこか切ない懐かしさを感じる一枚です。(成尾)

コガヨさん 「ちいさなともだち」

■コンセプト
学校のともだちとは別にいる、自分だけのいつも原っぱで会う小さな友達。いつも道で会うノラのネコや、ベランダにいつも来るすずめなんかも毎日会っていたら友達のような感覚になるなと思って、そんなイメージで描きました。

■スタッフより
まるでここからお話が始まるような、コガヨさんの作品です。
オレンジの色使いがいいですね!ネコとの友情の暖かさを、更に深めてくれる色合いだと思います。
小さなネコも普通のネコとは違い、様相といい雰囲気といいなんだかオシャレ♪絵本風のタッチで描かれているのに、なんとなくオシャレに感じる作品なんですよね!それが、目を引きつける理由なのかも…!
コンセプトにもあるように、自分だけが知っている小さな友達、という雰囲気もよく出ていて、Good♪彼らを主人公にした絵本が読みたいなぁ、と思わせてくれる作品でした。(長尾)

Eskaさん 「Vacation !」

■コンセプト
三人は多分、女学校時代からの気の置けない間柄だったりするのです。きっと、毎年再会しては旅をエンジョイしてたりするのです。「旅先でロマンスしたいわぁ」

■スタッフより
自分も将来、こんな風に女友達と過ごせたら良いなぁ…!と思っていたので、Eskaさんの作品にとても共感できました。
家事や子育てに追われ、なかなか自分の時間を取れなくなる女性にとっては特に友達同士で旅なんて最高の贅沢のような気がします。
3人の付き合いの長さを物語るような、背景にぼんやりと描かれている手紙も切手やスタンプなど細かいところまで表現されていて、思わず見入ってしまいます。
描かれているコスモスの花言葉を調べてみたら、なるほど!と納得。なかなか心憎い演出だと思いました。(廣瀬)

滝谷コーヘーさん 「世界の友達と繋がろう!」

■コンセプト
国境や、人種、性別、全て関係なく世界の友達とマラソンというスポーツで繋がろう!!さぁ、友達を誘っていくぞ!!

■スタッフより
カッコイイ!一人一人が力強く描かれており、パワフルな友情を感じます。
マラソンで世界の友達と繋がるという発想も面白くて好きです。動物が混ざっているのもポイントが高いですね。
友達を誘って出発して、友達を沢山作って帰ってくるのでしょうか。友情の螺旋は止まることを知らず、ずっと走り続けて大きくなっていくのでしょう。(関谷)

TOFUさん 「the BIGGEST friend」

■コンセプト
友情に体格差は関係ないのだ。油彩で絵本の1ページのような質感をイメージして描きました。

■スタッフより
背景の赤がビビッドで、インパクトのあるTOFUさんの作品です。
ねずみくんの塗り色が多彩で、ところどころ立体的な質感があるため「しがみついている感」が出ており、気持ちがほっこりしました。
ぞうさんの大きさがとても際立つ構図ですが、せっかくなので瞳も入れていただき、仲良しな表情も見てみたいかな、と思います。
また、ぞうさんのお鼻に使われている緑が作品を見る人の視線を誘導する大事な役割を果たしていますが、やや生っぽいようですので、絵の具をさらに練ってみると魅力倍増かもしれません。油絵のコテッとした質感は大好きなので、また作品を拝見したいと思います!(木村)

ettanさん 「てをつなごう」

■コンセプト
世界のみんながともだちだったら、戦争なんてなくて、みんな仲良くできるのになぁと思いながら作りました。

■スタッフより
切り絵によるettanさんの作品。細かく丁寧な作品で、とても好感が持てますね。
みんなともだちで、みんな仲良しなのです。赤ちゃんがいたりかえるが跳んでいたり、いろんな人や動物たちが地球を囲んでいるのですが、背景になっている太陽や月、虹や星もとてもいい感じで置かれています。
惜しむらくは原画の魅力が伝わらない点。一度、原画を見てみたいです。どれくらいのサイズで作られているのかがわからないのですが、紙の目などを見ていると実はけっこう小さいサイズで作られているのではと思いました。きっと、原画もとても素晴らしいのではないかなあと想像します。(中尾)

uyoriさん 「whisper」

■コンセプト
箱の中から出られず、外の世界に憧れる少女と、そんな少女に外の世界の話を聞かせる為にやってくる小鳥との友情をイラストにしてみました。

■スタッフより
完璧な世界観の元に描かれたuyoriさんの作品。スーッとその世界観に引き込まれ、前後のストーリーを自然と想像してしまいました。
色使いや質感が素晴らしく、光の表現が美しいので、悲しい印象のコンセプトなのに暖かを感じます。とてもセンスを感じる作品です。
この作品の友達は、とても小さくて静かですが、心強さと優しさは一言では表現できないとても大きなものだと思います。(関谷)

さぎりさん 「ひみつのあそびばしょ」

■コンセプト
パパとママにはないしょの、ぼくの“ともだち”。本が好きな男の子とねずみたちの、楽しくて、ちょっぴり秘密めいたひとときをイラストにしました。

■スタッフより
色鉛筆の暖かいタッチで描いていただきました、さぎりさんの作品です。男の子の後ろの本や、ランプに一切の手抜きが無く本当に丁寧に描かれていますね。
男の子が本を読んで、その周りにネズミたちが集まっています。ネズミたちが聞き入るように思い思いの姿勢を取っているのが、とっても可愛らしいですね。
よく見ると本の表紙にネズミが描かれています。ネズミのお話を読み聞かせてあげているのかな?色々とストーリーを連想させてくれる素敵な作品です。(齊藤)

sayuさん 「長電話」

■コンセプト
『ともだち』の言葉で思い浮かんだのは、女友達との深夜のおしゃべり。恋の悩みや小さなグチも、笑って話せればまた明日から頑張れる気がするのです。

■スタッフより
場所を越えて通じ合う友だちを描き出していただいた、sayuさんの作品。
思えば電話って便利ですよね。遠く離れていても、悩み事やグチなどをしゃべりあえるのです。気がつけば何時間も経っていたりして、どちらかが眠りに落ちるまで続いてしまうようなおしゃべりは、友だちだからこそできるのだなあとあらためて思いました。
もったいないなあと感じたのは、真ん中の男性のシルエットが中央に大きく配置されてしまっているせいで、イメージが恋話で固定されてしまった点。いろんな会話の内容を視覚化したほうが、おしゃべりの気軽さが表現されてよりよくなったのではないでしょうか。(中尾)

中島慶子さん 「お昼寝」

■コンセプト
いっぱい遊んだ後、ちょっと疲れて芝生の上でごろ~ん。涼しい木漏れ日が心地良くて、いつの間にかみんな眠ってしまいました。

■スタッフより
木漏れ日がなんとも涼しく、気持ちよさげな中島慶子さんの作品です。
ところどころに散らばっている靴などの小道具と人の配置で縦のラインを作り、木漏れ日で横のラインを作っていて、とても配置が安定しています!
葉っぱと寝転ぶ人たちの大きさの違いで、スコーン、と抜けるような遠近感が出ており、ここも大好きなポイントなのですが、手前に見える葉っぱがすべて似てしまっているので、一枚一枚の大きさや色を変えると、さらに構図に深みが出るかもしれません。
これからも、このように爽やかな作品を拝見したいです。(木村)

天柳さん 「ハイ、チーズ!!」

■コンセプト
時にはケンカもするけれど、ずっと友達!!そんな2人を描きました。

■スタッフより
「親友」の様々なシーンが詰め込まれた一枚。真ん中の笑顔がいいです。
一見タイプの違う二人がどういうきっかけで仲良くなったのか、どんなことでケンカをしたのか、物語が気になってきます。
たとえばこの写真を見ている「今」を感じさせる要素など、もう一捻りあるとぐっと世界が広がるのではないでしょうか。
惜しいのは真ん中の写真の配置。もう心持ち下のほうが落ち着く気がします。
左上の写真の切られ方は、余韻があってとても好きです。風鈴の影など細かい表現も巧み!右下の夜空も、流れ星を指す指がいい味出してます。(成尾)

グレさん 「手と手」

■コンセプト
自分の友達と手をつないで、その友達とその友達の友達が手をつないで、またその友達とその友達の友達が手をつないで・・・。気付けばみんなともだちですね。

■スタッフより
カラーセロハンのような色の重なりがきれいなグレさんの作品。よく見てみると、どれひとつ同じ形がないのがわかります。そして右下、一人だけ表情が違うかわいいのがいるのです…!見つけたときに思わずうれしくなりました。
色と色の重なりが手と手のつながりだけでなく心と心のつながりをあらわしているようで、個人的には大好きな作品です。
惜しい点としては、キャラの配置がマチマチで特に画面端になると無理やり詰め込んだようにも見えるので、このあたりのバランス調節はもうちょっとしてもよかったのかなあと思います。あと、一人以外の表情がコピー&ペーストっぽいので、たとえ同じ表情だったとしても、ちゃんとひとつひとつ描くことで、ひとりひとりに個性が出たのではないかなあと思います。(中尾)

ひざりさん 「僕らキモチ友達」

■コンセプト
近頃のネット社会、身体は遠いけど気持ちはこんなに近いし、くっついてる?!人間そのものではなく形にならない「キモチ」を表現したかったので、デフォルメな顔ばかりという構図にしてみました。

■スタッフより
ネット社会でのトモダチをイラストにしていただきました、ひざりさんの作品です。
泣いたり笑ったりする顔がくっついちゃってる?!インターネット上の混沌とした「ともだち」がまさにイラストとして表現されています。普遍的無意識(※個人の体験や記憶などからくる無意識ではなく、人類に共通して存在する神話などの普遍的なイメージ)という言葉がぱっと思い浮かびました。一見怖いようなイラストですが、深いテーマが隠されているように思います。(齊藤)



最終選考

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miekoさん
「友達探してどこまでも…」


ときた ひとしさん
「ピノキオ」


森口さん
「これから」



gatyaさん
「The only friend」


カンノさん
「円陣組んで、ふぁいと、おー!」


アラタニトモコさん
「お気に入り」



YOIMOAさん
「ダイアモンドフレンド」


ゴズさん
「サーカス」


リツコさん
「おじいちゃんと僕」



松岡香さん
「ぺちゃ くちゃ」


ミヤザキさん
「暗くなるまで遊ぼうよ!」


つゆこさん
「こんなにちがう僕らだけど」



有示さん
「poka poka」


炊き立て馬子さん
「本当は友達」


総評

テーマ「ともだち」で募集した「CREPOS SELECTION」は、66点のご応募をいただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

「CREPOS SELECTION」は、審査員11名で「好感度」「テーマ性」「完成度」の3つの軸をもとに評価をさせていただいているのですが、今回の審査は、特に評が割れました。割れたのはむぎ*さん、nosono×ニダイさん、いまうらさくらさんの3つの作品でした。

その中で決め手になったのは、テーマに基づくストーリー性です。このイラストのシーンの前に何があってこの後どうなるのかを、思わず一枚の絵から想像してしまうたくさんの要素がむぎさんの作品には詰め込まれています。話を広げればそのまま絵本にできそうな懐の深さです。
もちろん、ニダイ×nosonoさんの作品も非常にユニークで、継続して応募していただいたからこそなしえた作品だったと思います。それだけに初めて見た人にもその魅力がわかるような工夫があってもよかったなあと思います。
また、いまうらさくらさんの作品も、十二分に完成していて素晴らしいのですが、コンテストの応募作品としては、もう少し世界観に広がりがあってもよかったのかなあと思いました。

テーマにした「ともだち」って概念的なもので、普段は何気なく理解しているものの、実際イラストとして形にするとどんなものになるんだろうと思っていたところ、今回もたくさんの素敵な作品をご応募いただきました。
コンテストなので優劣はつけさせていただいているのですが、審査員それぞれにお気に入りの作品があったりするくらい、そのどれもが本当に素晴らしい作品です。
そう感じるのは、前回の総評でも書かせていただいたとおり、その人なりのタッチや画風で描かれたものはそのどれもが正解で、自信をもって描ききった作品は、やっぱり輝いているからではないかなあと思います。

この「CREPOS SELECTION」はテーマを変えて毎月開催していますので、まだ応募したことのない方も、ぜひぜひお気軽に参加してみてくださいませ。それでは次回もよろしくお願いします。(中尾)




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